「アルバイト」
「アルバイト」はもともとドイツ語で「仕事」という意味であるが、日本では40
年ほど前から、学生の副業の意味として使われるようになった。
現在、日本の大学生の90%以上がアルバイトを経験しているという。
そしてアルバイトのために学校を休む学生も多いそうである。
授業はやぼってもアルバイトにはいく。
そういう大学生たちは何のために働いているのだろうか。
あるアンケート調査によると、大学生のアルバイトは、サービス、
販売など第3次産業の仕事が多い。
そして、「どうしてアルバイトをするのか」と
いう質問に対しては「海外旅行をしたいから」「車を買うため」などの回答が多か
った。
ほかにも、「貯金をして、留学の費用にするつもり」「学費は自分でかせぎ
たいから」「会社勉強になにから」という回答も見られたが、ごく少数てあった。
この調査結果からわかるように、アルバイトの目的は遊ぶためのお金をためること
が中心となっている。
たとえ遊びが.主な目的でも、アルバイトをすることで、労働の尊さやお金を得ることの大変さを体験できるのだから、大きな意味がある。
しかし、アルバイトのため
なら授業をさぼってもいいとのは問題である。
「趣味」
私の趣味は書道【しょどう】です。
休日はいつも午前から筆【ひつ】と硯【すずり】を出して。
夕方まで習字をしてすごします。
でも、この習慣は日本に来てから始め
たものです。
もちろん私の国中国でも子供の時から、みんな習字を習います。
しかし、国ではそれは趣味ではありませんでした。
日本では何でも非常にお金がかかります。
ですから始めの頃、私は暇な時でも何もしないで一日中部屋にいました。
でも日本語学校で習字のクラスが始まったので、
私もやってみることにしました。
漢字は私の国でも書きましたが、ひらがなを筆で
書くのは初めての経験でした。
その時私は筆で書くひらがなの美しさにとても感動
しました。
今、私はひらがなの練習に夢中になっています。
それに習字をやっている、国のこと、特に高校生のころを思い出して、とてもなつかしい気持ちになります。
習字は孤独【こどく】な趣味です。
友達は「もっと外に
出て遊んだ方がいいでしょう」と言いますが、私は習字をやっていると本当に時間
をわすれてしまうのです。
「私の家族」
私の家族は4人と1匹です。
両親と私、弟、それにゴンという名【な】の犬です。
父は歴史家なので、セラリーマンのように毎日決まった時間に出勤しません。
父は
話が苦手なので、母が客の相手をします。
高校へ行っている弟は将来外国で働きた
がっています。
ゴンは今年10歳になります。
とてもいばっていて、父がいない時はゴンが父の椅
子に座っています。
他の人が座ると、鼻にしわをよせて怒ります。
寂しがりやで留
守番も嫌いです。
母や私が出かける支度を始めると、私たちの傍から決してはなれ
ません。
留守番をしなければいけないと分かると、私たちの靴を隠してしまいます。
ゴンの最後の手は仮病です。
ゴホゴホと咳きをしたり、びっこをひいたりすます。
家族はそれに時時騙されます。
「日本語の授業」
日本語の授業は1週間に5回あって、文型【ぶんけい】や会話、漢字、作文などを練習します。
本を読んだり、テープを聞いたり、ビデオを見たりもします。
授業中
は先生も私たちも日本語しか使いません。
始めに、簡単に復習をしてから、新出語や文型を習います。
先生は絵や動作を見せて説明していきます。
何回も文を聞かせてから、私たちに言わせます。
私たちは文
型を使って文を作ったり、先生の質問に答えたり、学生同士で質問しあったりします。
よく、先生は私たちに短い会話を暗記させて、役割練習をさせます。
とても緊張しますが、実際に、体を動かしながら話すのは面白いので、私はこの練習が一番好き
です。
しかし、漢字は苦手です。
先生は私たちに漢字が書いてあるカードを読ませ
たり、何回もかかせたりします。
最後に、声を出して教科書を読みます。
先生は私
たちに一人ずつ読ませて、間違った読み方をなおします。
「私の友達」
私は積極的な性格ですから、友達がたくさんいます。
しかし一番仲が良いのは你来我网さんという友だちです。
彼女と初めて会ったのは、高校生になった時です。
你
来我网さんは私は反対に、女らしく優しくて、すなおです。
私と同じ年ですが、い
つも私の悩みを聞いてくれて、私には本当のお姉さんのような人です。
私が寂しい
時や困ってにる時は、いつでも力になってくれました。
你来我网さんは、今、ゲザイナーになって有名な洋服の会社につとめ、毎日いそが
しいようです。
私が日本へ来ているので会えませんが、暇があれば手紙を書き、電
話も時時かけています。
これからもずっと仲良くしていきたいと思ってにます。
「私の国の教育」
中国の義務教育は中学3年生までで、16歳までです。
中国では小学校から中学校に入学する時は試験がありません。
中学校から高校に入る時から試験があります。
高校から大学に入る試験はとてもむずかしいです。
進学校の高校3年生たちは、朝7時から夜時まで学校で勉強します。
試験科目が多いので入学試験に合格するためにはたくさん勉強しなければなりません。
一番たいせつな科目は国語と英語と数学です。
1クラスの30パーセントの生徒が大学へ進学します。
進学しない人は家にいる人もいますし、就職に合格する人もいます。
「3時間しかねなかったら入学試験に合格するが、4時間寝たら落ちる」という話があるほど、大学に入学試験は難しいです。
日本の予備校と同じような学校があるので、入学試験に落ちたらその学校で勉強します。
中国の教育はとても厳しくて、日本とあまりかわらないと思いもす。