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日语泛读三第九单元

大学日语阅读3第九篇子供の夢はプロ選手日下野良武私はブラジルの地方の町へよく取材に出かける。

近いところでもサンパウロ市から100キロはあるが、どこも緑樹と空気が美しい。

町の真ん中には必ずと言つていいくらい教会が建っている。

山間のしゃれたその建物の風景を見ると心が和む。

目につくものがもう一つある。

サッカーグラウンドだ。

ちょっとした広場にはがっしりしたゴールが立つ。

費用がかかるので張らないのか、ネットはない。

グラウンドは草がはげ、地面がむき出しになっているが、それだけ若者に利用されている証拠だろう。

ブラジルの少年はサッカーボールを蹴りながらのびのびと育つ。

ブラジルの国土は広い。

面積は約851万平方キロメートル。

日本の23倍もある。

ヨーロッパ大陸がすっぽり入ってしまうほどだ。

しかもほとんどなだらかな大地で砂漠はないに等しい。

田舎でサッカー用のグラウンドを造るのは訳はない。

周りの木を切れば簡単にできあがる。

多目的に使うことは少なく、もちろん専用だ。

このスペース感覚で生きているから、辺地にいる子供は、都会の子供に比べると、コセコセしておらず、スケールが一回り大きいようである。

12月から翌年の3月にかけてサンパウロ州一帯は雨季を迎え、夕方には決まってスコールが来る。

でも子供は家の中に入らず、ずぶぬれになりながら「ワーワー、キャーキャー」とはしゃぐ。

天を仰ぐ顔は幸せで満ちている。

プラジルでは、子供が生まれてヨチヨチ歩きのころになると、男女の区別なくサッカーボールをあてがう。

それは足腰を鍛えるのにすこぶる良いからだ。

運動神経を養うためにも役に立つ。

また、ボールが一個約170円と安い。

が、究極はサッカーがブラジルでは最も盛んな、かっこいいスボーツであるというところからきていることは論を待たない。

3歳ぐらいまでは一人ででも居間で自分と同じほどの大きなボールを蹴る。

5歳を超えると、男児だけが道路で、さらに10歳にもなると、友だちと公園や空地で、15歳ぐらいからはスタジアムでとエスカレートしていく。

学校の運動場は一般に狭い。

特に公立の小、中学校の校庭には陸上用のトラックは見当たらず、バスケツトとバレーにやっと一面ずつ取れるほどのスペース。

だから最も人気のあるサッカーは学校外でということになる。

「草サッカー」の時点では近くの広場、公共のスポーツセンターで間に合うが、素人、プロに関係なく、いっぱしの選手になりたいと燃えている人は、クラブに通う。

そこで素質を認められて初めてプロの道へ進む。

天才ペレは17歳でワールドカップに出場した。

世界中で彼だけが3回優勝の経験をしている。

サッカーファンの子供にとっては、共通のアイドルであり、最大の目標でもあろう。

(『週刊サッカーマガジン』一部省略)チャレンジ1聖火リレー広畑成志オリンピック大会の開会式典を飾る儀式の一つ。

古代オリンピア祭の「たいまつ競走」の故事にならい、聖火は聖地オリンピア(ギリシア)で、古代ギリシアの銭に糺た女性により採火される。

開会式典でメーンスタジアムの聖火台に点火され、大会の終了まで燃え続ける。

この儀式は平和と人類愛をうたうオリンピック理念を象徴するものといわれている。

リレー方式が最初に採用されたのは、1936年の第11回ベルリン大会で、聖火コースの設定が当時ナチス政権による「軍事目的の実地調査」との批判があった。

第18回東京大会(1964)では北と南から日本中を駆けめぐる大がかりな聖火リレーが行われ、オリンピックムードを盛り上げた。

第21回モントリオール大会(1976)では聖火が電波信号に変えられて、宇宙衛星中継により一瞬のうちに運ばれた回第23回ロサンゼルス大会(1984)では運営資金の一助として聖火リレーを有料化し、ランナーを世界から募集、1区間1㎞3000ドルとしたことで、「オリンピック理念に反する」との批判もあがり、民営五輪」を象徴した。

冬季オリンピック大会でも64年の第9回インスブルック大会から、オリンピアで点火したものをリレーするようになった。

近年の大会では最終ランナーが話題を呼び、第24回ソウル大会(1988)の擦基禎(ベルリン大会マラソン優勝)、第26回アトランタ大会(1996)のモハメド・アリ(プロボクシング・ヘビー級元チャンピオン)が登用され、98年の第19回長野冬季大会の最終点火者には伊藤みどり(フィギュアスケート・アルベールビル大会2位)が起用されている。

(『世界大百科事典』平凡杜)注釈1.オリンピア祭:オリンピアで四年ごとに行ったゼウス神の大祭り。

古代ギリシアにおいて諸神にささげる競技が行われた。

2.巫女:神に仕えて、神楽・祈祷を行ったり、神託をうかがったりする未婚の女性。

3.メーンスタジアム:大型露天的な競技場。

主な競技場。

4.盛り上げる:物事の勢いを高める。

また興奮を高める。

練習問題1.オリンピック大会の開会式典を飾る聖火はどこで採火されますか。

a.オリンピック大会のメーンスタジアムの聖火台で採火されます。

b.古代オリンピック祭の場所で採火されます。

C.聖地オリンピアで採火されます。

d.オリンピック大会の終了の場所で採火されます。

2.オリンピックの理念に反する方式は次のどれですか。

a.聖火が電波信号に変えられる方式b.聖火コースを設定する方式c.国中を駆け巡る大がかりな聖火リレーが行われる方式d.聖火リレーを有料化してランナーを世界から募集する方式3.オリンピック大会の開会式典の点火はどういうことを象徴しますか。

a.平和と人類愛をうたうオリンピック理念を象徴します。

b.軍事目的の実地調査を象徴します。

c.オリンピックムードを盛り上げることを象徴します。

d.民営五輪を象徴します藺4.聖火リレーの方式はいつ採用し始めましたか。

a.古代オリンピック大会から採用し始めました。

b.ベルリン大会から採用し始めました。

c.ロサンゼルス大会から採用し始めました。

d.モントリオール大会から採用し始めました。

5.冬季オリンピック大会も夏季オ=リンピック大会と同じようにオリンピアで点火しますか。

a.はい、同じようにオリンピアで点火します。

b.はい、同じようにオリンピアで点火しますが、それは第九回のインスブルック大会から始められました。

c.第九回以前は同じようにオリンピアで点火しましたが、第九回から違っています。

d.はっきり分かりません。

チャレンジ2プロNo.1の日吉さんを紹分します小林浩美長野県・穂高㏄で行われた「日本女子プロゴルフ選手権」では、日吉久美子さんが優勝、見事、女子プロナンバーワンに輝いた。

マスコミは、「美人」とか「大器」などといわれるプロをなにかと話題にする傾向がある。

でも私は今回、地味だけれどコツコツと頑張ってきた日吉さんに敬意を表し、紹介したい。

日吉さんはプロ入り十二年目の三十歳。

私より一つ年下で、プロの世界では二年先輩に当たる。

二人が新人だったころ、よく月例会で顔を合わせたものだ。

九○年に日吉さんはシード選手になり、私はアメリカツアーに初参戦した。

すれ違いの格好になってしまったため、お互いのプレーを観察する機会はなくなった。

でも、私は日吉さんの活躍を知っでいる。

九二年、アメリカにうれしいニュースが飛び込んできたのだ。

「久美ちやん、ついに初優勝したんだ!!以前、私と同じスイングのトツプで8の字をかく悪癖があり悩んでいたけど、克服したのね」実家の母からは、こんなことも聞いた。

「日吉さんは頑張り屋さん狐家計を助けるために中学を出てすぐ研修生になり、プロになってからは兄弟の学資の仕送りもしているそうよ。

弟さんは現役の東大生、妹さんは静岡大学に通っているんですって」最悪のシーズンを送っていた私は、この知らせに、「コツコツ努力すればきっと報われる」と、元気づけられた。

その年(九二年)、日吉さんは一気に三勝をマーク。

賞金ランクも前年の三十九位から一足飛びで九位になった。

日吉さんはこれで、夢のような公式戦のカップとともに五年間シードも得た。

名実ともにトッププロの仲間入りだ。

久美ちゃん、おめでとう。

近いうち、また戦える日を楽しみにしています。

(『週刊朝日』1994年9月30日号一部省略)注釈1.穂高㏄:穂高田园倶呆部「穂高(ほだか)カントリークラブ(co㎜tryc1ub)」の略。

2.アメリカッアー:アメリカの各地へ旅行する団体、または団体旅行すること。

3.スイング:(バット・腕・体などを)大きく振ること。

4.現役:現に、その社会で、あるポストにあり、活動中であることまたは人。

5.マーク:競技などで、記録すること。

6.シード:トーナメント式の競技で、強い者同士が最初から顔の会わないように、組み合わせを作ること、また、そのような待遇を受ける選手、あるいはチーム。

練習問題1.日吉さんはいつプロに入りましたか、そのとき彼女は何歳でしたか。

2.日吉さんが初優勝したとき、筆者の選手生活はどのような状態でしたか。

3.日吉さんはどのような人ですか。

4.日吉さんの優勝の知らせを聞いて、筆者はどのように感じましたか。

5.自分の好きなスポーツについて、話しなさい。

答案:(チャレンジ1)1.c2.d3.a4.b5.b(チャレンジ2)1.プロ入り十二年目で三十歳でした。

2.筆者はそのとき最悪のシーズンを送っていました。

3.地味ですが、こつこつ頑張る人で、プロになってからは兄弟の学費の仕送りもしているやさしい人です。

4.日吉さんの優勝の知らせを聞いて「コツコツ努力をすればきっと報われる」と元気づけられました。

5.略1.本文を読んで、次の質問に答えなさい。

(1)ブラジルではサッカーグラウンドが若者によく利用されているそうです。

それはどんなところから分かりますか。

(2)子供たちがサッカーをしている様子を述べなさい。

(3)ブラジルでは、なぜ男女の区別なく子供たちにサッカーボールをあてがうのでしょうか。

(4)あなたの国ではどんなスポーツが盛んですか。

(5)あなたはスポーツを見ることと、することと、どちらが好きですか。

なぜですか。

2.次の下線部のカタカナは漢字に書き換え、漢字にはよみがなをつけなさい。

(1)ジャーナリストとしてよく取材に出かける。

()(2)山の麓はリョクジュが茂っている。

()(3)彼は先輩を師と迎いでいる。

()(4)思いの外、ヒヨウがかかってしまった。

()(5)足腰が立たなくなるまで打ちのめされた。

()(6)我々の目指すところはキュウキョクにおいて一致する。

()(7)これは私の素人考えですが。

()(8)コウキョウの施設を大切にする。

()(9)彼女には生まれつき音楽の素質がある。

()(10)村のヒロバに人がたくさん集まっている。

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