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日本文学选读

近世1603年~1867年
上方:元禄時代1688~1703年
中国の白話小説の影響を受けた読み本(前期読み本である)。

P138仮名草子:近世初期に主に仮名を用いて書かれた読み物で啓蒙、教訓、娯楽などを目的として作られ、出版された
安楽庵策伝作<睡醒笑>
浮世草子:中世には、仏教的な無常観や厭世思想の影響によって、現世を辛い世の中と見る<憂世>という言葉があった。

井原西鶴<好色一代男><日本永代蔵><好色一代女><好色五人女>。

俳諧:松尾芭蕉<奥の細道>
浄瑠璃:近松門左衛門<曾根崎心中>
古典研究:本居宣長:<古事記伝>
後期:享保年間1716~1735年
読み本:絵を見る絵本や、浄瑠璃等の語りものの本に対し、文を読むのを主とした本が、読み本という本来の意味である。

上田秋成<雨月物語>、
読み本を始めたとされるのは都賀庭鐘
本格的な読み本:山東京伝<通言総篱>、滝沢馬琴<南総里見八犬伝>
洒落本:遊女と客との生態を会話中心に描く洒落本。

宝暦年間(1751~1764年)漢学知識人の手になる漢文体の狂文として発生した。

田舎老人多田爺作<遊子方言>
人情本:後期読み本から構成の方法を、洒落本から写実的な風俗描写や会話表現を取り入れて成立したとされる恋愛小説である。

情痴的な雰囲気;
為永春水<春色梅児誉美>。

滑稽本:笑い目的:十返舎一九<東海道膝栗毛>、江戸庶民の社交場であった銭湯を舞台に
黄表紙:画と文章が巧のみに融合した、
山東京伝の黄表紙<賢愚凑銭湯新話>。

三馬<浮世床>。

恋川春町作<金々先生栄華夢>、画と文が相補いつつ、当世の風俗を写実的に描いたこの作品によって、草双紙は真に大人のための絵本へと変身したのである。

草双紙:延宝年間1673~1681登場した絵本:赤本―黒本―青本―黄表紙―合巻
赤本:<舌きれ雀>、<猿蟹合戦>。

<江戸生艳気桦焼>。

柳亭種彦の合巻の作品<偽紫田舎源氏>
室町時代末期
俳諧は俳諧の錬歌の略称で、<俳諧>とはもともと滑稽という意である。

貞門俳諧松永貞徳
談林俳諧西山宗因談林俳諧の祖
◎松尾芭蕉◎(俳聖)<奥の細道>
天明の俳諧与謝無村
幕末の俳諧小林一茶
川柳雑体の俳諧<柳多留>
狂歌上方狂歌・天明狂歌
芸能浄琉璃
竹本義太夫が表現力の豊かな浄瑠璃の節を創造し。

近松門左衛門
世話浄瑠璃江戸中期<曾根崎心中><冥途の飛脚><心中天の網島><女殺油地獄>
時代浄瑠璃<国性爺合戦><曽我会稽山><出世景清>
歌舞伎
河竹黙阿彌の作である<三人吉三郭初買>
和歌/国学
作家:契沖本居宣長良寛
漢詩文/儒学狄生徂徕頼山陽
第五単元近現代の文学
一、近代文学の出発(明治元年~明治二十年代)
概観
明治維新1868による幕藩体制の崩壊は、日本における国家的規模の近代化の端緒となった。

啓蒙思潮期劇作文学政治小説翻訳小説:
福沢諭吉<学問のす々め>森有礼中村正直<西国立志編>
戯作文学:戯作は江戸以来の古いジャンルであるが、幕末にはすでに衰退の極に達していた。

仮名垣魯文:<安愚楽鍋>、<西洋道中膝栗毛>。

政治小説:自由民権運動が広まり、自由党の結成から国会開設まで政治小説が流行した。

矢野竜渓<経国美談>、東海散士<佳人之奇遇>、坪内逍遥の<小説神髄>、末広鉄腸<雪中梅>。

翻訳小説:明治十年代になって西洋の政治事情や風俗習慣を知る目的で翻訳文学が流行した。

写実主義坪内逍遥二葉亭四迷
坪内逍遥<小説神髄>、<当世書生気質><浮雲>劇作の風情を多分に残していた。

二葉亭四迷<小説総論>ロシア文学の翻訳もよくし、<あひびき>、<めぐりあひ>。

<其の面影>、<平凡>
言文一致運動福沢諭吉が提唱された。

擬古典主義尾崎紅葉<二人比丘尼色懺悔>、<である>体で写実主義の<多情多恨>、
幸田露伴<金色夜叉>、<風流仏>、<五重塔>
硯友社日本最初の文学結社である。

尾崎紅葉、山田美妙らが文学同好会<文友会>、<凸凸会>。

日本初の純文芸雑誌である<我楽多文庫>。

前期浪漫主義
北村透谷「文学界」、<楚囚の詩>、<厭世詩家と女性>25歳で自殺した。

樋口一葉<たけくらべ>、<にごりえ>、<十三夜>24歳の若さで結核に倒れた。

森鴎外舞姫
泉鏡花<高野聖>、<歌行灯>、「外科室」<夜行巡査><照葉狂言>。

悲惨小説、観念小説
資本主義社会の諸矛盾が露呈してきた明治二八年ごろ流行した小説群をさす。

近代文学の成立(明治三十年~明治四十年代)
概観
明治二二年1889の第一回総選挙、議会の開催など、政治体制や法体系の整備、近代化を推進した日本は、対外的にも国家主権を回復に成功する。

…日露戦争以降、日本の社会は貧困や差別をはじめ、さまざまの矛盾や問題が顕在化する。

急速な近代化・西欧化に対する漠たる不安と、失われていくものへの郷愁や同情、そして強固な政治・軍事権力への反発・警戒も、当然のことながら当時の思潮・文化・文学に色濃く反映し、影響することとなる。

このような社会的現実は、浪漫主義が描くようなきれいごとや美化されたものではなく、世の中の醜悪な部分、現実の姿をありのままに描くべきであるという思潮の浸透を招来した。

自然主義
島崎藤村破戒「文学界」を創刊・「若菜集」、<落梅集>、<春>、<家>、<夜明け前>により浪漫主義詩人としての名声
田山花袋蒲団「田舎教師」「重右衛門の最後」「源義朝」「通盛の妻」「生」「妻」「縁」
私小説日本の近代小説のなかで、作者が直接に経験したことがらを素材にして書かれた小説をさす用語である。

後期浪漫主義
与謝野鉄幹東京新詩社の機関誌<明星>
永井荷風森鴎外を指導者にいただき<明星>脱退組の北原白秋・吉井勇らと新支社系の石川によって創刊した文芸雑誌である<スバル>、<早稲田文学>、反自然主義の傾向をもつ<三田文学>。

余裕派
夏目漱石:<我輩は猫である>、<坊ちゃん>。

<ホトトギス>系、<大人が子供を視る態度>。

<草枕>、<文学評論>、<虞美人草>、<三四郎>、<門>、<行人>、<こころ>。

森鴎外:<しがらみ草紙>、<没理想論争>、<於母影>、<舞姫>、<文づかひ>。

<青年>、<雁>、乃木希典の殉死に影響されて<興津弥五右衛門の遺書>
<阿部一族>、<高瀬舟>。

近代文学の成熟期(大正年間)
文学界では、明治末期から大正時代にわたり、反自然主義の文学諸派が文壇を支配した。

その先駆となったのが耽美派である。

その名のとおり、美に耽る文学は永井荷風、谷崎潤一郎によって興された。

耽美派
永井荷風広津柳浪門下に入り、ゾラ等の影響を受け、<地獄の花><三田文学>、<アメリカ物語>、<フランス物語>、
花柳界を舞台にした享楽的な作品<腕くらべ>、<墨東奇譚>、<断腸亭日
乗>。

谷崎潤一郎第二次<新思潮>、<刺青>、<麒麟>、其の後、耽美的、悪魔主義の文学の<悪魔>、<異端者の悲しみ>、<痴人の愛>、<卍まんじ>、<春琴抄>、<細雪>、<鍵>、<瘋癲老人日記>。

白樺派
武者小路実篤「お目出たき人」「世間知らず」「幸福者」「友情」<或る男><その妹>
誌賀直裁<暗夜行路>「和解」「城之崎にて」「網走まで」「大津順吉」「清兵衛と瓢箪」「小僧の神様」「灰色の月>
有島武郎「かんかん虫」「カインの末裔」最高傑作:「或る女」生命哲学:「惜しみなく愛は奪ふ」(論文)「生まれ出づる悩み」社会主義運動への態度表明:「宣言一つ」」
新思潮派
芥川竜之介「鼻」「羅生門」「芋粥」「手巾」「地獄変」「戯作三昧」「秋」「河童」「蜘蛛の糸」「枯野抄」「将軍」
菊池寛「恩讐の彼方に」「父帰る」「藤十郎の恋」「屋上の狂人」「恩を返す話」「蘭学事始」「入れ札」<真珠夫人>以降、通俗小説にも新分野を開き、通俗小説家として大御所となる。

:雑誌<文芸春秋>。

奇跡派
葛西善蔵早稲田大学の出身によって創刊された文学同人雑誌<奇跡>、処女作<哀しき父>、<子をつれて>、自虐的精神の上に立脚した作品<椎の若葉>、<湖畔手記>。

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