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2008年日语专八长篇阅读翻译解释

文書を書くことは苦しい。

しかしまた楽しい。

書きたいテーマは脳中にあって早く文字化されることを待っている。

頭の働きの調子が良い時は、目白押しで待っているといってもそれほど言い過ぎではない状態になる。

目白押し(めじろおし):<原意为绣眼鸟互相拥挤着停在树枝上>拥挤不堪。

挤在一起。

写文章就是痛并快乐着。

想写的题目在脑中等着尽快化为文字。

脑子动得快的时候,说它们拥挤不堪的等待着都不过分。

しかし、ひるがえっておもうに、文書を書くことは恐ろしい。

書くなどということは、おそるべく、慎むべきことである。

翻る(ひるがえる):1.翻个个儿。

翻过来。

2.飘扬。

3.突然改变。

慎む(つつしむ):1.谨慎。

小心。

慎重。

2.节制。

抑制。

留有余地。

但是,反过来想,写文章也很恐怖。

要写文章,就要对它心存畏惧,心存谨慎。

人は、自分の持っているものを文章化する。

それによって他人を益することもあれば、世に刺激を与え、問題を投ずることもできよう。

、ひとが「持っている」物はタカが知れている。

「持っていない」もののほうがはるかに多いのだ。

高が知れる(たかがしれる):没有什么了不起的。

不过尔尔。

人们将自己的想法写成文章,如果对他人有益的话,则可给世界带来刺激,提出问题。

人所“拥有”的东西毕竟是有限的,“未拥有”的东西则要多得多。

知識、思想、表現力、人格的感化力――どれをとってみても、各人の持っているものは知れている。

他人を益するだの、問題を投ずるだのと、楽天的に構えてばかりはいられない。

書くことは、おのれの足らざるところを人に示す行為である。

隠すより現れる。

内にあふれるものが行間に読み取れることもある代わりに、内に何が欠けているかが見えすいて、読者の気持ちを寒々とさせることもある。

人は、あまりにしばしば、書いて自己の貧困を世にさらす。

見え透く(みえすく):1.看透。

看彻底。

2.(对方的想法)显而易见。

知识、思想、表达力、人格的感化力——无论从哪方面看,每个人所拥有的东西都是有限的。

不要一味摆出一副乐天派的架势,认为写作是有益于他人的,是提出问题的。

写作也是将本人的不足之处展示给世人的行为。

与其隐藏还不如显露。

与从字里行间读出的内心洋溢着的激情相反,让人看透的内心的不足,令读者有冷冰冰的感觉。

人过于频繁地写作,将自己的贫乏无知暴露无遗。

足らざるを露呈するだけではない。

思いの内容を過不足なく言葉んに表すこと、これがまた容易ではない。

事実関係の再構成に手間どる、どこかにすき間が残る。

それを文字化する、またすき間がある。

言葉足らざるもどかしさは、いつまでも尾を引いてここ
ろが平らかでない。

もどかしい:令人焦急的。

令人不耐烦的。

不仅是暴露自己的不足。

要将思考的内容用恰如其分的语言表达出来更是一件很不容易的事。

重现事实关系要费功夫,哪里都会留下缝隙。

将它写成文字,还是会有漏洞。

因词语不足而引起的焦虑,自始至终会影响着你,使你的心情无法平静。

けれども、また思うに、これは、表現すること、更に人が生きることの背負っている宿命というものかもしれない。

――人間は、自分の考えを他者に伝えたくて、言語という記号(シンボル)を創りだした。

言語は記号であって、考えそのものではない。

選び出された言葉の列が、考えを映しているに過ぎない。

ちょうど、実際の風景と、カメラで写した風景とに違いがあるように、実際の考えと、言語によるその表現との間には、常に微妙なずれがある。

但是,又想到,也许这就是语言表达,就是人类生存着所背负着的宿命。

——人类为了将自己的想法传达给他人,创造了所谓语言的符号。

尽管语言是符号,但不是思想本身。

经过选择的一行词语,只不过反映了思想而已。

正如实际的风景与照相机所拍摄的风景的差异,实际的思想与通过言语所表达的东西之间,常常存在着微妙的偏差。

賢者は黙して語らない。

書くことも話すこともせず、ひたすら沈黙を守って世間の尊敬を受けている。

壁に向って九年間も沈黙を続けた達磨大師の面壁九年は、さしずめ、その好例といっていい。

黙っていれば、恥ずをかかずにすむ。

差詰め(さしずめ):1.当前。

眼前。

2.结局。

归根结底。

贤者沉默不语。

他既不写作也不说话,一味地坚守沉默而受到世人的尊敬。

归根到底,面壁九年恪守沉默的达摩大师的行为,就是一个很好的例子。

只要保持沉默,就可以避免受辱。

そうは思っても、そういう考えをここにこうして書いて、新しい恥の種をまくのが、人間の、特に凡夫の業というものなのだ。

如此想来,将这些思想写在这里,从而埋下新的耻辱的祸根,这就是人类,特别是凡夫俗子的行为。

(中略)
もともと、人間という生物には、ムレを作らずには生きていけないという弱さがある。

かれらには身を守るための毛皮もなければ、敵を攻撃するための牙もない。

だから集団の力を頼らざるをえない。

生活に必要な道具にしても、もしも集団がなかったら、一人で作り出すのは大変だ。

そうして、人はムレの中で生き続けってきた。

表現を変えて言えば、人間は社会的生物なのだ。

(中略)
本来,人类这种生物就有不成群就没法生存的弱点。

他们没有皮毛保护身体,也没有利牙攻击敌人。

所以就必须依靠集体的力量。

如果没有集体,一个人制作生存生活必需品都是很艰难的。

就这样,人类在集体中生存至今。

换个说法就是,人类是社会性动物。

言葉というものも、社会的生物としての人間が創り出した「道具」の一つだ。

群れを作って生活する以上、自分の考えを他人に伝える方法はどうしても必要になってくる。

そうして考え出された記号(シンブル)が言葉というものだ。

语言也是作为社会性动物的人类所创造的“道具”之一。

既然群居生活,把自己的想法传达给他人的方法就变得必不可少了。

如此创造出来的符号就是语言。

何よりも人間の自然としての「立つ」ことは、常に一切の哀歓をおさめ納めた世界に対する一つの抵抗である。

人間を取り囲むもろもろの対象は、人間よりはるかに安らかに、地の上に横たわっている。

名園の一つの石を前にした時、我々が感じるのはその持つ安定感によって心をあ洗われることである。

(81しかし)人間の条件は、ヘルダーリンの名作『ヒューペリオン』の内から、ブラームスによって作曲された「運命の歌」にあるように、「されど我らに与えられるは、(82いわゆる)場所にも休らえざること」なのである。

「立つ」人間には、浄土への思慕はあっても悉皆、安らいというものはない。

人生の虚実の相を前にして、平安の内に「立場」を維持することを学ばねばならないことである。

立つこによって人間は手を解放し、(83それで)罪障への自由を得るが、それは大地との和解の一つの喪失である。

(84それでも)人間には、冷たい太母としての大地へのあらがいがたい憧憬があり、交情がある。

然れど(されど):虽然。

然而。

悉皆(しっかい):全部。

没有剩下。

安らう(やすらう):1.踌躇。

犹豫。

2.站住。

止步。

伫立。

3.逗留。

4.休息。

歇息。

抗い(あらがい):争抢。

争辩。

反抗。

荷尔德林(Hlderlin,Friedrich,1770~1843),德国诗人,古典浪漫派诗歌的先驱。

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