日本料理と中国料理
目下のところ、国際間の貿易交流の頻繁につれて、異なる国々の食文化も世界中にひろがっています。
それをきっかけに、外国本場の料理を体験するのは国を出ないで済むのです。
以前、中華料理だけが世界において最高の料理だという考えを持っている私は「異文化交流」の授業で日本料理についての知識を深く習ってから、それぞれの国の料理は自分の特色があり、自国の食文化も豊かということがわかりました。
それで、今日は私は日本料理と中華料理の比較を通じて、両国の食文化の違いを言いたいのです。
日本料理とは、日本でなじみの深い食材を使い、日本の風土の中で独自に発達した料理で、和食とも呼ばれます。
一口に和食と言っても様々な種類です。
よく知られた懐石料理・精進料理・会席料理のような伝統的な料理がある。
もちろん、日本人が普段の食卓の中で食べるご飯や味噌汁・カツ丼や親子丼および外国からの影響を受け日本で独自に発展したすき焼きやてんぷらなどの食べ物も含まれています。
やはり、一般的に日本料理というと、懐石料理などの高級なイメージです。
懐石料理などの本格的な日本料理は、世界中に数多く存在する料理の中でも、最も見た目が美しく繊細な料理と言っても過言ではないです。
確かに、見かけから見れば日本料理は非常に美しいです。
「目で食べる」といわれてもよいと思います。
また、どうやって盛り付けを美しくすることに工夫するから見れば日本人は料理の見た目を十分に重んじます。
日本料理そのものはいろいろな特徴があります。
以下は主な特徴です。
1、素材の新鮮さを特に尊重して、素材の味を十分に生かした料理が多いです
2、日本には四季の食材が豊富で、多くの料理は季節感を持っています3、味が薄い、量が少ないです
4、生食が多いです
5、盛りつけはもちろん、使用される食器も美しいです
6、風味の強い香辛料の使用が少ないです
中華料理といえば、種類が非常に多いというイメージがあります。
すごく長い歴史を持っている中国では、宮廷の極豪華な宴から普通の屋台に至るまで、いろいろな美味しい食べ物を出すことができます。
一方、中国の国土面積はとても広いし、少数民族も多いし、その食材も多岐多様にわたります。
このため、料理の種類は極めて多いです。
そして、地方によって、料理は違っています。
外国人から見れば、中華料理は辛くしょっぱいかもしれません。
しかし、これは一部分だけで、実は、各省、各市は自分の特色があり、上海
料理の味は甘すぎ、広東料理の味は薄いなどです。
つまり、中国に行けば、どんな味の料理を味わうこともできます。
中国人としての私は中華料理が大好きです。
中華料理の特徴といえば、やはり、地方によって、ちがいます。
すべての特徴を挙げるのはむずかしいですから、私は一般的料理の特徴について、おおむねまとめました。
1、中国料理に生物はご法度です
2、調味料や香辛料はふんだんに使われます
3、量が多い、味が濃いです
4、食器には別に必要がないです
5、調理した後の味が気になります
以上の比較を通して、日本料理と中華料理に大方理解できると信じます。
ここで、私が強調したい点の一つは中国料理は料理の『技術』を最も重視し、技術等を駆使して色々と手を加えていきます。
それに対して、日本料理は料理の『素材』を最も重視し、素材の風味を大切にして、余計なものを加えません。
このため、中国料理はよく『足していく料理』と呼ばれ、日本料理は『引いていく料理』と呼ばれています。
もう一つの違いは、中国料理は全てに火を通し、日本料理は火を通さず生で食べるものが多いことだと思います。
ちなみに、ご飯は日本的な主食ではなく、米は最後に食べます。
中国では、米とおかずは一緒に食べます。
そして、その米も、日本はもっちりしたジャポニカ米で、中国はパサパサのインディカ米で、北方では米をあまり食べず、饅頭などの麺類が米の代わりになります。
ある国の言語を習うとき、ついでにこの国のいろいろな文化や風俗習慣も認識できることはなかなかおもしろいといつも私は思っています。
言葉以外の物事を身につけるのみならず、異国の民俗風情を体験することもできます。
無論、日本料理に関するしきたりや習慣は複雑で深いので、完全理解するのは簡単なことではありません。
もしチャンスがあれば、私はぜひ自ら日本へ行き、本場の料理を味わってみます。