共同研究的汉方药
■ CFPを使ったガン治療■
CFPを使ったガンの治療、3ヶ月を1コースとして治療実施中です。
中国の古い医学書に鉄や銅が腫瘍に対して治療効果があるという記述に基づいてつくられた薬です。
1978年5月1日から臨床使用された薬で克癌7851という名称で最初使用していました。
その当時の鉄と銅の成分量です。
今は、周先生にお願いして私が考えた鉄と銅の分量でカプセル(CFP)をつくっていただいています。
症例を紹介します。
■73歳、女性の胆嚢癌です。
開腹手術を行いましたが十二指腸への浸潤もあり摘出できませんでした。
胆嚢の壁の肥厚が改善しています。
5年以上生存しています。
■48歳、女性の胃癌で胃切除後の肝転移です。
術後化学療法が行われていましたが、効果がないので紹介されました。
一部に石灰化を残すだけに改善していましたが、服薬の減量と中断とともに再燃し死亡しました。
■61歳、女性の乳癌です。
術後の皮膚に再発しカリフラワー状に腫瘍ができていました。
出血もありましたが、腫瘍は平坦になり、乾燥して出血は止まりました。
■72歳、女性の肺癌です。
肺内に多発の転移巣と左頚部のリンパ節に転移がありました。
治療中にリンパ節が小さくなった時に摘出した標本で、銀染色といって鉄を染める方法で調べた病理標本です。
癌細胞を閉じ込めるように鉄が囲んでいます。
この薬の効果は、周先生は銅とそれに誘導されるMTの作用を実験のデータから考えていますが、私は鉄と銅によって発生する活性酸素と漢方薬の抗酸化作用の組み合わせを考えています。
私をはじめスタッフと友人の6名の治験の結果です。
BMI服用期間減量
女性50歳30.024日間3kg
女性51歳25.024日間1kg
女性52歳21.310日間2.5kg(眠気)
女性46歳24.05日間2kg(眠気)
女性21歳19.05日間1kg(眠気)
男性54歳24.14日間1kg(眠気)
私の経験です。
テニスをした日に服用を開始し、そのため70kgと66kgの間を乱高下しました。
眠気があるのですが、何かしようとして妨げになるようなことはありませんでした。
4日間服用で何も問題がないと判断し、私の治験は終了しました。
実際は4kg変化していますが、自己申告1kgの減量としました。
服用した患者さんの、私の印象ですが、食事制限を勧めていないためか、外食を途中でした方は計測の体重は減っていない方が多いようですが、頬から首周りが細くなっています。
その後、ウエストが減っているようです。
食事制限よりも、歩行などの運動を平行して行った方が減量に成功しているようです。
採血による検査データでは、肝機能、腎機能も問題なく、むしろ脂肪肝の方で肝機能の改善傾向があったり、糖尿病の方でHbA1cの改善がみられたりでよい結果でした。
薬品の説明
長効痩身カプセル
中国の医師の開発による肥満治療薬です。
開発者の医院で10年以上にわたって臨床に用いられていたもので安全です。
しかも、アメリカのヒューストン大学で開発者の弟が基礎実験もして安全性がたしかめられたもので、さらにその弟の妻がヒューストン市内のクリニックでも安全に使用している薬剤です。
【構成生薬】
山査、丹参、当帰、苓皮、猪苓、車前草、舎、肉桂、巴戟天、小回香、渓菖蒲、桑枝、など
【効能】
多くの肥満の人は、多湿で、結果として腎と脾が衰え、命門の火が衰退する。
それを改善することを目的に生薬の構成がなされている。
【用法用量】
1回6カプセルを1日2回、1日12カプセルを服用する。
最初の1ケ月が効果的ですが、食事療法と運動療法を組み合わせると効果的です。
数ヶ月で10kg以上の減量をした方が2名あります。
1名は糖尿病と高血圧症があったのですが、糖尿病の薬も、高血圧の薬も止めることができました。
■ 生薬カプセルPCCでの急性疼痛治療■
中国伝統の生薬をカプセル(PCC)にした急性疼痛治療、4日間治療
股関節痛の2名に治験を行いました。
40歳代女性と70歳台の女性です。
一例目は、急に股関節が痛くて歩けないほどだという。
4日分40カプセルを渡した。
一回に5カプセル、一日2回、4日間服用するように指示をしたが、一回目の服用で痛みは良くなり、あと一回分だけを追加して、服用を止めたという。
再発もしていない。
二例目は、肥満と便秘で加療中の患者さんであったが、急に股関節部が痛くて、やはり歩けないようにあると訴えた。
同じように4日間服用するように指示をした。
痛みは最初の1日の服用で良くなっていたが、指示されたように4日間服用した。
特に問題は生じていない。
2002年8月、北京を訪問して生理痛の治験でも有効な結果がありました。
開始した患者の服薬前後の生化学検査も行っていますが問題ありません。
薬品の説明
健骨伸筋カプセル
【主治】
頚椎症、頚腕症候群、腰椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、強直性脊椎炎、大腿骨頭壊死、血管神経性疼痛、
筋肉痛、などの疼痛に対する治療薬です。
【組成】
由杜仲、肉桂、鹿角、絡石藤、血、田三七、土虫、海馬、百花蛇、地竜千、姜蚕、七叶蓮、
など十数味の生薬で構成。
【用法用量】
1回に5カプセル、1日に2回食後に服用。
腸溶カプセルになっていますが、胃潰瘍などの胃疾患があるかたは服用量を減らしてください。
【服用期間例】
■頚椎症、頚腕症候群10~30日
■大腿骨頭壊死4~10ケ月
■慢性腰痛8~30日
■打撲による疼痛4~8日
■血管神経性疼痛4~16日
■月経痛生理前5日から約7日
■坐骨神経痛1~3ケ月
■肋間神経痛8~20日
■ 消通康XTKでの前立腺肥大症治療と男性老化予防■
中国伝統の生薬をカプセル(消通康XTK)にした前立腺肥大症治療。
2ヶ月間治療
周舒先生が、CFPを使用している高齢者の癌の患者さんが、同時に前立腺肥大症が改善し
ていることに注目して開発した薬です。
CFPの主成分である鉄、銅、牛黄、麝香、鶏内金の五つの構成成分で、CFPより減量した成分量に成っています。
動物実験では、重層化した線維層が薄くなり、扁平化した腺組織が正常化しています(病理組織の写真を見せていただきました)。
現在、日本で使用されている前立腺肥大症の薬が、症状の改善には効果を上げていますが、ホルモン療法以外は肥大の縮小には効果を示していないように感じます。
前立腺の肥大そのものの改善による症状の改善が得られる点では最善の薬ではないでしょうか。
前立腺肥大症では、重症度で2~3カプセルを一日2回服用し、2~3ヶ月を1コースとします。
改善が得られたら、1カプセルを1日2回~3回の服用として男性機能の老化予防として服用するのが良いようです。
69歳の前立腺癌を合併した前立腺肥大症の患者さんに治験をしました。
ホルモン療法の併用でしたが、腫瘍マーカーも正常化し、前立腺の肥大も縮小傾向です。
引き続き中国からの入荷前でしたので、CFPを減量して投与しています。
今回の、中国から帰国の際に、3000カプセル入荷しました。
薬品の説明
消通康
周先生がCFP投与を行っている癌の患者さんの前立腺肥大症が同時に改善しているという事実に気づいて開発した方剤です。
前立腺肥大症の薬物はその症状の改善をうながすことは出来ても、肥大の改善はみられないようです。
この消通康は動物実験でも前立腺細胞の肥厚・重層化の改善がみられる特徴的な方剤です。
【構成成分】
CFPの主要な生薬である、微量元素鉄と銅、そして牛黄、麝香、鶏内金の5種の生薬で構成されています。
【用法用量】
通常量は毎食後1カプセル、1日3回服用です。
症状により1日の服用を4カプセルとします。
服用期間は2~3ケ月です。
症状の改善とともに、出来れば超音波検査による大きさの比較、PSA値の比較をすると効果の確認ができます。
地竜(養殖ミミズ)を使った脳卒中治療。
今回、北京を訪問し、乾燥したミミズを見せていただきました。
抗血栓作用があり、脳卒中や心筋梗塞の予防に有効のようです。
2003年9月周先生より入った連絡によると、北京郊外に会社を作って本格的に製品化するそうです。
引き続き情報収集を続けます。