第九課女性の社会進出
会話1
男:これ、午後の会議で使うから、5部ずつコピーしておいて。
女:はい、わかりました。
男:あっ、そう、その前に、木村建設さんにこのFAXを急いで送って、それから、、、なんだっけ、ええと、木村建設の番号知ってるね。
女:はい、知っています。
すぐ行きます。
男:あっ、そう、そう。
コピーする前にもう一回チェックして、そして、会議の時間が変更していたから、皆に連絡いれてね。
女:もう連絡を入れておきました。
男:そして、会議の前、明日の切符を予約しておいて、私と山田君と二人の分。
女:はい、何時のほうがよろしいですか。
男:ええと、2時間かかるよね、1時に着きたいから。
女:それでは、11時ごろのほうがちょうどいいと思いますが。
男:そうしよう、よろしく。
1、もう一度テープを聞いて、正しい答えを選んでください。
明日、11時の切符を2枚予約してほしいです。
1時の切符を予約してほしいです。
会議が終わったら、切符を予約します。
明日、山田さんは一人で出張します。
会話2
妻:もし結婚したら、子供が何人ほしいかっていう調査があって、面白い結果が出てるわよ。
夫:え、何?
妻:何人って答えた人が多いと思う?
夫:何人?僕なら3人だよね。
妻:10年前は子供が4人か3人ほしいという人は50%。
少なくとも2人ほしいという人は3割。
夫:うん、そうだよね。
妻:だけど、今は一人で十分だと答える人は23%、3人以上は15%しかないよ、見て、いらないって女性が4割を占めてるよ。
夫:へえ?いらない?ちょっと驚いたね。
妻:そうなのよ。
私は、やっぱり2人がいいなあ。
1も一度テープを聞いて、正しい答えを選んでください。
この夫婦は子供を3人ほじがっています。
男の人は子供を2人ほしがっています。
女のひとは子供を2人ほしがっています。
この夫婦は子供をほしがりません。
会話3
ラジオ放送
最近、働く女性が増えた。
結婚して、また出産で仕事を辞める人も結構いるのですが、30歳後半になると、その再就職率は20代とほぼ同じくらいです。
この年代はちょうど子供も小学校に入学したし、教育費や家のローンなどで経済的に厳しくなったせいでしょう。
今後は、結婚や出産があっても、仕事をやめないで、働き続けるという女性が増えていくでしょう。
女:ええ、私、結婚しても仕事を辞めたくないの。
男:いいよ、でも、家庭と仕事との両立は大変だぞ。
大丈夫?
女:そうよ。
じゃ、家事をやってもらえるかしら。
男:うん、僕がやるよ。
女:まあ、やさしい。
1、30代女性の再就職率は20代の女性の就職率と比べてどうなりますか。
2、もう一度テープを聞いて、正しい答えを選んでください。
女の人は結婚しても、仕事を続けたいと思っています。
働き続ける女性が減っています。
女性は家ですることがないから、再就職します。
40歳後半、経済的な原因で再就職する人が多いです。
文章
男女雇用機会均等法により、男女平等の法律ができあがり、女性の就職は20代、30代を中心に活発化しています。
特に近年キャリアウーマンという言葉がよく聞こえます。
働く女性が流行っています。
女性の社会進出の理由としては「家計のため」、「生活のため」といった経済面の必要性を言った人が多く、生活費や教育費、住宅ローンなどの経済負担が重いことが分かりました。
一方、「視野を拡大したい、友人がほしい」とか、「将来にお金を貯めたい」、「自由に使えるお金がほしい」という理由を言った人も多いです。
つまり、現在、経済的な余裕、新しい自分を求めて働く女性が増えたと言えます。
このような傾向は未婚や20代後半に特に強く見られます。
その背景は二つあります。
一つは高学歴を持つ女性が社会に参加する意欲が高い、もう一つは「男は仕事、女は家庭」といった従来男女の割合負担識がなくなってきたということです。
そして、女性の就職率はローマ字Мのようです。
つまり、20歳から24歳にかけて最も就業率が高い、その後、30歳前後、結婚、出産、育児のために仕事を辞めて、就職率が下がります。
また、30代後半から上がります。
仕事の内容については「総合職」と「一般職」があります。
総合職とは男子社員と同様に仕事し、出張も転勤もあります。
これに対して、事務的な仕事をするのは一般職と呼びます。
いつも制服を着て、事務の仕事以外にお茶を入れたり、朝、事務所を片づけたりします。
現在でも、女性の昇進、昇級においての差別や、出産後職場に戻ることが困難といった問題が残されています。
第十課車のコミュニケーション
会話1
男:今、何時?
女:ええと、7時47分。
次の電車は、ええと、58分。
約束は何時なの?
男:8時半だよ。
女:8時半?58分発の普通電車なら、各駅も止まるから、1時半以上もかかるよ。
間に合わないわ。
男:さあ、どうしよう。
8時の特急なら、30分で着くから、ちょうどいいと思う。
女:ええ、そうしよう。
えっ、ちょっと待って、7条駅には止まらないみたいよ。
男:えっ、じゃ、次の5分発の急行で行こう。
普通よりちょっと早く着くかも。
これしかないなあ。
女:うん、それにしよう、1分でも早く着きたいね。
会話2
先生:もしもし、田中です。
学生:先生、マリアです、もう清水駅に着きました。
先生:そうしたら、駅を出て、左に曲がると、大きい通りに出ますね。
突き当たって、右に曲がってください。
学生:ええと、まず左、次は右ですよね。
先生:そうです。
角のところにコンビニがあります。
そして、真っ直ぐ行ってもらって、二つ目の交差点を右に曲がって、三軒目になります。
学生:二つ目の交差点を右に曲がるんですね。
先生:そこを曲がったら、フランス料理屋が見えます。
隣は花屋で、その隣です。
学生:はい、花屋の隣ですよね。
分かりました。
先生の家はどれですか。
会話3
車内放送:次は西梅田でございます。
御堂筋線はお乗換です。
女:えっ、西梅田?あれ、すみません。
次は本町じゃないのですか。
男:本町はさっきの駅です。
乗り越しちゃったのですよ。
女:あっ、どうしよう。
男:どこへ行くんですか。
女:淀屋橋です。
男:淀屋橋ですか。
大丈夫ですよ。
終点で乗り換えてもたったら。
女:終点?
男:はい、次の駅の西梅田で御堂筋線に乗り換えてください。
女:どうもありがとうございます。
女の人はどこで乗り換えますか。
文章
日本では自動車の運転免許を取る時、自動車運転教習所に通わなければなりません。
そこで共通規則や運転の技術を習いますが、そこを卒業したらといって、それですべての学習が終わるわけではありません。
実際に道路に出て走りながら身につける技術もあります。
例えば、運転手同士のコミュニケーションもその一つです。
コミュニケーションといっても、わざわざ運転手が窓を開けて大きな声で話をするわけではありません。
車の音と光の合図で会話するのです。
例えば、狭い道などではヘッドライトを1、2回点減らして、向こうから来る車に道を譲ります。
譲ってもらった方はすれ違った時にクラクションを軽く鳴らします。
また、無理に隣の車線に割り込んだときには、後ろの車に対してハザードランプを数回点減らさせます。
この三つは教習所で勉強することがありません。
しかし、実際にはこのように車の音と光を使って、「どうぞ」、「ありがとう」、「すみません」、という気持ちを伝え合っているわけです。
コミュニケーションをするからには、どんな合図がどんな意味になるか、お互いに共通した理解がなければなりません。
ところが、言葉と同じように、誤解も起こるし、「言い間違い」もあります。
「ありがとう」の意味でクラクションを鳴らしたのに、相手はそれを別の意味にとって不快に感じることもあるし、軽く鳴らそうと思ったのに、思わず力が入ってしまって「ぶーッ」と鳴らしてしまうこともあります。
このような合図は必ずしもしなくてもいいですが、上手に使えば快適に運転が出来るし、車の流れもスムーズになるはずです。