大学日本語専攻生四級能力試験問題(2011)
(試験時間:160分)
注意:解答はすべて解答用紙に書きなさい。
六、読解問題
問題一、次の各文章を読んで、後の質問に答えなさい。
答えはそれぞれA、B、C、Dの中から最も適当なものを一つ選びなさい。
(1×5=5点)
【文章1】
頭痛がしたり咳が出たりして、ちょっと風邪気味だなと思った時に、薬局で風邪薬を買う人は多いが、わざわざ病院へ行く人は尐ないのではなかろうか。
しかし、そんな時でも①病院に行ったほうが得なのである。
というのも、薬局で販売している薬には消費税がかかっているが、病院でもらう医療用薬品にはかからないからだ。
また保険の関係で自分で支払う分も尐なくてすむ。
さらに薬そのものについて言うならば、医療用薬品に
含まれる有効成分は、薬局で買う薬に比べて倍以上であるケース[注]が多く、よく効く。
しかしながら、私の場合、特に大きな病院になると②そうなのだが、あの長い待ち時間を考えると、どうしても薬局で風邪薬を買うことのほうが多くなる。
[注]ケース/個個の事例。
71.①病院に行ったほうが得なのであるとあるが、なぜか。
A.薬局の薬は効果がないから。
B.薬局の薬のほうが高いから。
C.病院の薬のほうが税金が安いから。
第7頁(共11頁)
D.病院の薬はお金を払わなくてすむから。
72.②そうとあるが、ここではどういうことか。
A.病院でもらう薬はより効くこと
B.病院でもらう薬は安いこと
C.薬局で風邪薬を買うこと
D.長い時間待たされること
【文章2】
死体ははたして誰のものか。
①自分のものだとしても、死んだ後では、所有権を実際に自分で主張することはできない。
法的には、そこはどうなっているのか。
それを私はじつは知らないのである。
職業柄、年中扱っている「②もの」の、所有権が不明である。
そんなことで、よく仕事が勤まる。
そう③怒られそうだが、むろん常識的には、死体は遺族のものである。
73.①自分とはだれか。
A.死んだ人B.死んだ人の親C.死んだ人の子供D.解剖する医者
74.②ものとはなにか。
A.法律B.権利C.死体D.職業
75.③怒られそうだとあるが、だれに怒られるのか。
A.死体B.筆者C.子供D.遺族。