古典文法
たり
たら
たり
たり
たる
たれ
たれ
体言
下として上に逆ふること、あに人臣の礼たらむや。
臣下であって主君に逆らうことは、なんで/どうして臣下の礼であろうか。
受身
可能
自発
尊敬
る
れ
れ
る
るる
るれ
れよ
四段/ナ/ラの未然
舅にほめらるる婿。 舅に褒められる婿。(受身)
湯水ものどへ入れられず。 湯水ものどに入れることができない。(可能)
危ない命をひろって、長い間わずらっていたということだ。
り
ら
り
り
る
れ
れ
サ行未然
四段已然
人をやりて見するに、おほかた会へるものなし。
人をやっと見させると、全然鬼にあったものはいない。
断定
なり
なら
なり
なり
なる
なれ
なれ
連体・体言
おのが身はこの国の人にもあらず、月の都の人なり。
私の身は、この人間世界の人ではない、月の都の人である/なのです。
ね
2個 死ぬ、往ぬ
ラ行
あり
~ら
~り
~り
~る
~れ
~れ
4個 あり、居り、侍り、いまそがり
カ行
来
こ
き
く
くる
くれ
こよ
サ行
為
せ
し
す
する
すれ
せよ
2個 為、おはす
形
容
詞
ク活用
高し
~く
から
~く
かり
~し
~き
かる
~けれ
~かれ
シク活用
美し
~しく
しから
~しく
しかり
~し
~しき
しかる
しけれ
しかれ
ナリ活用
静かなり
~なら
~なり
に
~なり
じ
○
○
じ
じ
じ
○
未然
法師ばかりうらやましからぬものはあらじ。
法師ぐらいうらやましくないものはないだろう。
希望
まほし
○
未然
少しのことにも先達はあらまほしきことなり。
ちょっとしたことにも案内役はあってほしいものである。
たし
たく
たから
たく
たかり
たし
たき
たがる
たかれ
○
連用
同じう死ぬるとも、敵にあうてこそ死にたけれ。
同じ死ぬとしても、敵と戦って死にたいものだ。
比況
ごとく
ごとく
ごとく
ごとし
ごとき
○
○
体言
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
おごり高ぐっている者久しく続かず。ただはかない春の夜の夢のようだ。
使役
尊敬
す
せ
せ
す
する
すれ
せよ
四段/ナ/ラの未然
人々に物語など読ませて、聞き給ふ。
女房たちに物語など読ませて、お聞きになっている。
完了
つ
て
て
つ
つる
つれ
てよ
連用(他)
名よ 竹のかぐや姫とつけつ。
竹のかぐや姫と名つけてห้องสมุดไป่ตู้まった
ぬ
な
に
ぬ
ぬる
ぬる
ね
連用(自)
黒き雲がにはかに出で来ぬ。黒い雲が急に出てきた。
はや、船に乗れ。日も暮れぬ。 速く船に乗れ。日も暮れてしまうよ
存続
たり
たら
たり
たり
たる
たれ
たれ
連用
からき命まうけて、久しく病みい たりけり。
古典文法
基本形
未然形
連用形
終止形
連体形
已然形
命令形
動
詞
上一段
見る
み
み
みる
みる
みれ
みよ
6個 見る、居る、射る、着る、似る、干る
上二段
過ぐ
~ぎ
~ぎ
~ぐ
~ぐる
~ぐれ
~ぎよ
下一段
蹴る
け
け
ける
ける
けれ
けよ
下二段
受く
~け
~け
~ける
~ける
~けれ
~けよ
四段
読む
~ま
~み
~む
~む
~め
~め
ナ行
死ぬ
~な
~に
~ぬ
~ぬる
~ぬる
~なる
~なれ
(なれ)
タリ活用
堂々たり
(たら)
~たり
と
たり
たる
(たれ)
(たれ)
助
動
詞
過去
き
(せ)
○
き
し
しか
○
連用
京より下りし時に、みな人子供なかりき。
京から下がった時には、みんな子供はいなっかた。
けり
けら
けり
けり
ける
けれ
けれ
連用
今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
今は昔のことになっている、竹取の翁という人がいたそうだ
少納言よ、香炉峰の雪はどのようであろう。
格
助
詞
が
の
を
に
へ
と
より
にて
して
らる
られ
られ
らる
らるる
らるれ
られよ
以上以外の未然
西の宮の左大臣流され給ふ。 西の宮の左大臣が流罪に処せられなさる。(尊敬)
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる。(自発)
打消
ず
ず
ざら
ず
ざり
ず
ぬ
ざる
ね
ざれ
ざれ
未然
京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず。
京には見られない鳥なので、誰も見知らない。
さす
させ
させ
さす
さする
さすれ
させよ
以上以外の未然
名を三室戸斎部の秋田を呼びてつけさす。
名を三室戸斎部の秋田を呼んでつけさせる。
しむ
しめ
しめ
しむ
しむる
しむれ
しめよ
未然
鐘の声を聞こしめして、作らしめ給ふ詩ぞかし。
鐘の音をお聞きになって、お作りになった漢詩ですよ。
推量
む
(ま)
○
む
む
め
○
未然
少納言よ、香炉峰の雪いかならむ(ん)。