当前位置:文档之家› 日本文学史ー中古文学(古代後期文学)-まとめ

日本文学史ー中古文学(古代後期文学)-まとめ


凌雲集 漢詩文 詩歌 和歌 文華秀麗集 経国集 古今和歌集
土佐日記 蜻蛉日記
日記
散文文学 (かな文学・ 女流文学)
和泉式部日 記
紫式部日記 更級日記
物語
随筆
作り 物語
歌物 語
集大成 の源氏 物語
源氏物語ー若紫
源氏物語ー朝顔
• 主な内容ーー光源氏(ひかるげんじ)の女性 遍歴 • 一夫多妻制(いっぷたさいせい) • 背景 • 妻問い婚(つまといこん)
日本文学史ー中古文学
中古文学の流れ
一、中古文学の背景
• 藤原一族 の外戚政 策
摂関体 制の成 立
• 遣唐使 の廃止 (菅原道 国風文 真)
化への 移行
• 中国から の影響
仏教 の浸 透
かな文 字の誕 生
• かな文学 散文文学 女流文学
第一期 唐風謳歌の時代(国風暗黒時代)
漢詩文の隆盛期 (9世紀中ごろまでの約60年間)
源氏物語の特質:
• ①先行文学の集大成であり、日本古典文学の 最高傑作である。 • ②構想が雄大で、登場人物約400余名、70年に わたる。 • ③自然と人事を調和融合し、「もののあはれ」の 情趣が底流。 • ④文章は流麗、典雅、優美である。 • ⑤人間性格は明確に描かれ、心理は精細に掘 り下げられている。 • ⑥中国文学の影響と仏教思想の影響がみられ る。
一条天皇
定子(道隆 の娘) 彰子(道長 の娘)
女房は清 少納言 女房は紫 式部
枕草子
源氏物語
随筆ー枕草子
随想的章 段(自然 観照)
類聚的章 段(もの 尽くし)
日記的章段(回 想日記)
有名な冒頭
• 春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこし あかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。 • 夏はよる。月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの 多く飛びちがひたる。また、ただひとつふたつなど、ほ のかにうちひかりて行くもをかし。雨など降るもをかし。 • 秋は夕暮。夕日のさして山のはいとちかうなりたる に、からすのねどころへ行くとて、みつよつ、ふたつみ つなどとびいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつら ねたるが、いとちひさくみゆるはいとをかし。日入りは てて、風の音むしのねなど、はたいふべきにあらず。 • 冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあら ず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など 急ぎおこして、炭持てわたるもいとつきづきし。昼にな りて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がち になりてわろし。
第二期 仮名散文の開花(国風文化の時代)
和歌の復興 (10世紀中ごろまでの約100年間)
第三期ー宮廷女流文学の開花
散文文学の発達 (11世紀半ばごろまでの約120年間)
第四期ー中世への胎動と移行期
貴族文学から武士、庶民の文学へ (12世紀までの約110年間)
三、主な作品
中古文学 詩歌 かな文学 説話
物語の系譜
• 作り物語 • 歌物語
源氏物語
• 王朝文学 の双璧の ひとつ
• 貴族たちは現 在の衰えを嘆き、 過去の栄華を 懐古
集大成
歴史物語
作り物語
竹取物 語 宇津落窪物 語
歴史物語
栄花物語
大鏡
日本最初の 歴史物語
最初の鏡物
紫式部と清少納言ー王朝文学の双璧
天竺
世俗説話
説話
今昔物語 集
震旦
本朝
仏教説話 (因果応報)
日本霊異 記
特質:
• ①日本最初の随筆文学作品。
• ②明るく知的な「をかし」の美がみなぎってい る。 • ③鋭い観察眼、鋭敏な感覚によってとらえら れている。時には哲学的。
• ④印象鮮明な描写と簡潔で歯ぎれのよい文 体である。
枕草子の美意識ーーをかし
• 日本の古典文芸において一種の美意識 を表す語で、美的理念を示すことばにもなっ ている。その用例は平安時代以後にみられ、 基本的には対象を興ありと思う明るい快適な 感情を主とすることばであろうが、美として優 美に近いものを表す場合と滑稽を表す場合と が両極として考えられる。 • ①明朗で、かわいた情趣。 • ②いいもの、気のきいたものに対する讃 美。 • ③対象の表面を感覚的に眺める態度。
説話文学
• 説話(せつわ) • 文字によらずに、口伝えによって継承される口承 文芸のうち、散文で表現されるもの。神話、伝説、昔 話、世間話などが含まれる。体験的事実の報告では なく、伝聞による報告であるところに特色がある。 • 説話文学(せつわぶんがく) • 文章として記載された説話を、その文学性に着目 してよぶ称。特に日本の古代・中世文学史で、「和歌 文学」「物語文学」などに対比されるものに、この語を 用いる。個々の説話は、『今昔物語集』などの題か らもわかるように、古くは「物語」の一種と考えられた が、それらを収集・編纂(へんさん)した説話集は通常 の物語とは別の印象を与えるので、雑書・雑抄扱いに されたり、仏教的なものは仏書のなかに含まれること が多かった。
美意識ーーもののあはれ(物哀)
• 平安朝の文芸理念を示すといわれる語で、 本居宣長(もとおりのりなが)が重視した点で も知られる。「あはれ」は「物に感ずること」で、 「何事にまれ、感ずべき事にあたりて、感ず べき心を知りて感ずるを、もののあはれを知 るとはいふ」のであり、とくに『源氏物語』は 「もののあはれ」を表現した最高の作品とされ る。 • ① しめやかで、しみじみとした感動。 • ② 深く心の底から沸き起こるような感動。 • ③ 対象の本質に深く没入する態度。
相关主题