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文档之家› 日本文学史ー上代文学(古代前期文学)
日本文学史ー上代文学(古代前期文学)
柿本人麻呂と山部赤人ー歌聖
複雑で雄大さ、技巧の運用
万葉三期ー最盛期 繊細で洗練されるが、素朴さ 平城京遷都~733年(20年) は失われたー山上憶良・思想 歌人
万葉四期ー衰退期ー理知的、感傷的、繊細優美
万葉中最高の歌人ー柿本人麻呂
日本最初の地誌ー風土記
漢詩集ー懐風藻 751年 教養
懐風藻の序ー全部漢文で
遣隋使と遣 唐使(中国 との交流)
1古代前期
3律令制
2統一した 国家の成 立
万葉仮名
(一)上代文学
• <政治史的に>大和時代~奈良時 に>感情 • 情中心時代
(二)中古文学
• <政治史的に>平安時代 <支配階級> 貴族文学
• • <精神史的に>感情 • 情中心時代
近現代 1明治 2大正 3昭和 4平成
• • • • • • • •
1明治 (1868~1912) 2大正 (1912~1926) 3昭和 (1926~1989) 4平成 (1989~)
代表作家
練習: 1 漱石の発足 1905年 2 芥川の自殺 1927年 3 日本の敗戦 1945年 4 大江のノーベル 文学賞受賞 1994年 5 川端のノーベル 文学賞受賞 1968年
• 大和、飛鳥、奈良時代(中 心)
• 1、上代(古代前期)とは • 文学の発生ー平安遷都
文学背景 1、古代前期
飛鳥時代
飛鳥時代
平城京
藤原京
文学背景 • 紀元前3世紀にー小国家
2、 国家の成立
• 4世紀にー大和朝廷によっ て統一国家が成立
文学背景
3、 律令制 (りつりょう せい)の確立
• 7世紀ー聖徳太子の改革 (憲法十七条)
上代文学(二)主な文学作品
日本最古の書籍ー古事記 712年 太安万侶(おおのやすまろ)に よって編集された
漢文の編年体史書ー日本書紀 720年 舎人親王(とねりしんのう) などが編集
古事記と日本書紀についての比較
日本最古の歌集ー万葉集
万葉 集
全20巻 4500首 約340~759年(450年間) 大伴家持(おおとものやかも ち)から編纂
不安定な政局+戦乱
隠者文学 (いんじゃ)
<支配階級> 武家
(四)近世文学
• <政治史的に>江戸時代 <支配階級> 町人文学
• • <精神史的に>儒教 • 道中心時代
(五)近現代文学
• <政治史的に>明治以来~ <支配階級> 市民文学
• • <精神史的に>文芸主義
• 主義中心時代
特色
• 1 上代ー貴族
(三)1中世文学
• <政治史的に>鎌倉・南北朝・室 町・安土桃山時代(戦争と権力の争 奪による 混乱した時代) <支配階級> 武家(ぶけ)文学
• • <精神史的に>仏法 • 法中心時代
(三)2中世の社会背景
• <政治史的に> • 鎌倉ー政治の実権は武士に属した • 南北朝ー天皇の巻き返し • 室町ー再び武士は政権をとった • 安土桃山時代ー下剋上(げこくじょう) • 武士 天皇 武士 下剋上
• • • • <忌(い)み言葉を例にする> 1. 四(し)=死 四(よん) 2. 九(く)=苦 九(きゅう) 3. 梨(なし)=無し 梨(ありの実)
祝詞(のりと)ー祭祀の場合、神様に対する 言葉遣い、荘重な表現
豊穣を祈る祈年の祭り
国家の長久を祈るもの
なくなった人への祝福
宣命(せんみょう)ー天皇から下され た濃く文体の言葉、漢字で表記する
作者は天皇か ら庶民までの 各階層・多彩 な作品
相聞 そうも ん 恋愛 中心
挽歌 人の 死を紀 念する
雑歌 さまざ ま
東歌 あづま
東国 の民 謡
防人 歌さき もり
兵士 の歌
万葉一期ー発生期 感動を直接に表現した素朴な 壬申の乱まで 629~672 風格
万葉二期ー発展期
藤原時代~平城京遷都(40 年)
• 2 中古ー貴族 • 3 中世ー武家 • 4 近世ー町人 • 5 近現代ー市民 • • • • • • • • • • 1上代2中古 ー感情 情中心時代 3 中世ー仏法 法中心時代 (無常) 4 近世ー儒教 道中心時代 5 近現代ー 文芸主義中心時代
二、上代文 学 (一) • 五世紀ー794年延暦13年 文学概観
• 1明治(夏目漱 石・森鴎外) • 2大正 • (芥川龍之介) • 3昭和 • (川端康成) • 4平成 • (村上春樹)
日本文学史
中国からの影響
古代文学
(~19世紀)
近現代文学 (1868~) 欧米に学ぶ
明治・大正・昭和・平 成
上代
中古
中世
近世
三 上代文学概観
文学 主な 背景 作品
上代文学の背景
(二)口承文 学の時代か ら記載文学 時代へ
• • • •
神話・伝説 (こうしょう) 宣命(せんみょう)口承文学 歌謡 祝詞(のりと) (万葉仮名)
• (漢字)
記載文学
の始まり
言霊信仰
言葉に宿って いる不思議な 霊威;その力 が働いて言葉 通りの事象が もたらされると 信じられた。
言霊信仰(ことだましんこう)
日本最初の歌学書ー歌経標式(かきょ うひょうしき)772年 藤原浜成(ふじわ らのはまなり)和歌に対する批評・理論
発表のテーマ
• • • • 1 2 3 4 遣唐使の日本に対する影響 万葉仮名 日本の神話(記紀文学をめぐって) 万葉和歌の鑑賞
日本文学史 第二回
日本文学史概観と上代文学
上代文学 の概観
日本文学 に関する 専門用語
日本文学史 の時代区分
一 日本文学に関する専門用語
二 日本文学史の時代区分
上代文学(古代前期文学)
中古文学(古代後期文学)
中世文学 近世文学
近現代文学
• 1 上代{~794年}ー古代前期 • 大和・奈良時代 • 2 中古{794年~1192年}ー古代後期(こう き) • 平安時代 • 3 中世{ 1192年~1603年} • 鎌倉・南北朝・室町・安土・桃山時代 • 4 近世{ 1603年~1867年} • 江戸時代 • 5 近現代{1867年~現在}
• 仏教を信じる • 天皇に服従すべき • 天皇の称号が用いられる ようになった
聖徳太子
律令制
律令制ー仏教
文学背景
4、 遣隋使と 遣唐使
• 7世紀からー遣隋使ー小 野妹子が代表 • 奈良朝に入ってー遣唐使、 留学生がおおい
• 中日両国の交流が盛んに なる • 奈良文化の特徴ー貴族的 文化、唐風
遣隋使(けんずいし)
遣唐使の船
遣唐使の路線
阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)ー中国 の李白、王維らと仲良くした
万葉仮名(ま んようがな)
万葉仮名の例
万葉仮名 の例
夜麻登
やまと
大和
4世紀朝鮮、中国との 交流 大陸から漢字が伝わっ てきた 漢字が実用化され、6 世紀 漢字で表記できる(万 葉仮名) 文学作品も漢字によっ て記載されるようになっ た